GREETING

ご挨拶

私たちは常に現場主義に徹しながら、個々の不動産に新たな価値を見出し、それを必要とする方々へお届けしてまいります。

バブル経済の終焉から10年が経過しようとしていた2001年に当社は産声をあげました。金融機関全体の不良債権額は優に40兆円を超え、多くの都市銀行が統廃合されていくなか、われわれはかつての自信を失い、あたかも日本全体が出口の見えない閉塞感に包まれているかのような時代でした。

不動産金融市場においては国内プレーヤー不在ともいえる状態でしたが、その一方で新たな胎動が生まれようとしていました。 黒船のごとくあらわれた外資系投資ファンド。彼らはその巨大な資金力を背景に日本国内の不良債権化した担保不動産や破綻企業の保有不動産を次々と買収していきました。 経営破綻した生損保ビル、虫食い状に地上げされたビル用地、閉鎖されたゴルフ場といった再生可能な不動産は言うに及ばず、およそ担保力のかけらも無いはずの山林や原野にいたるまで、まさにバブル経済の負の遺産のすべてを飲み込んでいったのです。

私たちは時代の大きな転換期を背景に、外資系投資銀行・投資ファンドのサポート・コンサルティング業務を通じ、ローン債権の担保となった不動産のデューデリジェンス、マーケットプライスの分析、出口戦略の策定と実行といったワンストップ業務を手さぐりで模索してまいりました。 日本各地のあらゆる種別の不動産を実査、評価、売却するというプロセスに徹する日々の中で、マーケットに直に触れ、その手触りを何度も確かめながら業務を遂行していく。 私たちの誇りとする専門性はまさにこの債権処理の現場の中で培われてきたものと自負いたしております。

不良債権という言葉が少し懐かしい響きを持つようになった今日もなお、不動産金融マーケットは世界経済の大きなうねりとともに動いています。 これからの時代がどのように移り変わろうとも、私たちは常に現場主義に徹しながら、個々の不動産に新たな価値を見出し、その価値を未来につなぐ架け橋となるべく、努めてまいります。

 

株式会社ハーキュリーズ・リアルティ 代表取締役 笹尾 荘吾

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