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若手社員
鑑定士試験に挑む!の巻

不動産鑑定士を目指す笠井明

先日の日曜日、うちの若手社員が不動産鑑定士の一次試験にチャレンジしてくれました。
新型コロナウイルス問題で、予定されていた試験日が2ヶ月以上も延期されるなど、今年は紆余曲折がある中での開催となりました。

不動産関連の国家資格の中では最難関とされるこの資格は一次試験と二次試験に分かれていて、近年の合格率は一次が25%~30%、二次が15%前後となっています。
一次試験では宅建と同じく5択マークシート方式ですが、二次試験では三日間にわたって1科目2時間の論述問題を毎日2科目ずつこなしていくという実にタフなスケジュール!この国家資格の難易度の高さがおわかりいただけますでしょうか。

いま皆さんがご覧になっているこの一枚の写真。これは一心不乱にトイレ掃除をする入社4年目の笠井君の姿なのであります。
彼は一次試験の自己採点結果が近年の合格ラインのボーダーライン上にあるらしく、自らの合否が気になりすぎて仕事も手につかず、そのあふれんばかりの不安とパッションを今まさにトイレ掃除にぶつけている一枚なのです。

昨年のことですが、鑑定士を目指すことを決意した笠井君に「何で鑑定士になろうと思ったの?」と聞いたところ、こんな答えが返ってきました。
彼は入社してから約3年間、不動産の価格査定を日常業務としてやってきたのですが、いつのまにかこの査定業務が大好きになったのだそうです。日本全国のいろいろな不動産の市場価格を査定しているうちに、不動産の適正価格の評価についてもっともっと深く学び、専門性を追求したいという思いが強くなってきたからなのだとか。

私たちハーキュリーズ・リアルティは不動産鑑定事務所の関連会社として創業した背景がありますが、現在もグループ会社「ハーキュリーズ・アプレイザル」にて不動産鑑定業務を行っています。私たちの企業DNAには不動産鑑定業が深く刻まれているといっても過言ではありません。
不動産鑑定業と聞くと一般の方には馴染みが薄いと思いますが、よく新聞やTVニュースに出てくる「公示価格」「路線価」などを策定する仕事といえばお分かりいただけるかと思います。

不動産適正価格の評価はいろんな場面で役に立っています。金融機関が貸し付けを行う際の担保評価や、金融商品に組み込まれるの収益物件の評価といった前向きな経済活動に不可欠な業務もそうですし、これはあまり前向きとは言えませんが離婚や相続(争続)債務整理といった諸問題を解決するために必要とされる側面もあります。
私たちはサービサー・金融機関、弁護士・税理士といった方々から、全国のあらゆる種別の不動産価格査定を依頼され、毎年100件以上の査定業務をこなしていますが、彼にはこの査定業務がぴったり性に合っていたのでしょうね。
あらためて彼の決意に敬意を表するとともに、不動産の専門家として社会に貢献できる人になってくれることを心から望んでいます!


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